利用前に知りたい!安全な家事代行サービスの選び方
家事代行サービスの利用を検討していても「信頼できるのはどんな業者?」「トラブルになったりしない?」と不安に感じている方も多いことでしょう。そこで今回は、よくある家事代行サービスのトラブルを紹介し、安全な業者の選び方やリスクを回避するための事前準備などについて詳しく解説します。
悪質な代行サービスを利用したらどんな危険がある?
たくさんある家事代行サービス業者の中には、残念ながら悪徳ともいえるような業者も存在しています。そのような業者のサービスを利用してしまうと、次のようなトラブルに巻き込まれてしまう危険があるので注意しましょう。
想定以上の料金を請求される
家事代行サービスの料金は業者ごとにさまざまなプランがありますが、総じて分かりにくいのが現状です。どこまでがプラン内でどこからかオプションなのか等、非常に細かく設定されており、正しく理解しないままサービスを利用してしまうと、想定以上に高い料金を請求されることになります。
利用者が正しく把握できないであろうことを狙って、あえて分かりにくいプラン表示をしているような業者もあるので注意が必要です。
担当スタッフとトラブルになる
担当スタッフとのトラブルは「仕上がりが期待以下」「指示を守らない」などの作業に関するものと「愛想が悪い」、逆に「馴れ馴れしくて困る」など人柄や相性に関するものがあります。
面と向かって指摘しにくい部分でもあるので、会社が間に入って担当者を変えるなどの調整をしてくれるような良心的な会社を選ぶとよいでしょう。
物の破損・紛失
作業中に「うっかり物を壊してしまった」「間違えて捨ててしまった」といったトラブルもまれに発生することがあります。ミスは誰にでもあることなので仕方ないのですが、会社としてきちんと損害賠償保険に入っているか、解決のために誠意の感じられる対応をしてくれるかなどは重要なポイントです。
きちんとした会社でなければ、利用者側は黙認するしかないという結果にもなりかねません。
家事代行サービスを上手に選ぶには
それでは、こうしたトラブルを回避できる安全な家事代行サービス業者を見つけるためにはどうすればよいのでしょうか。業者選びの際に気をつけたいポイントを紹介します。
料金体系を確認する
家事代行サービスを選ぶ際は、できるだけシンプルで把握しやすい料金体系を重視しましょう。料金表でオプションが分かりやすく明記してある、キャンセル規定が大きく記載されているといった点にも着目するとよいでしょう。
利用者目線で分かりやすい料金表を作成している会社は、良心的で安全だと判断できます。
スタッフの雇用形態を確認する
スタッフの雇用形態を確認することも重要です。家事代行業者におけるスタッフの雇用形態は「マッチング型」と「スタッフ雇用型」がありますが、マッチング型の会社はフリーのスタッフと利用者を仲介するだけなので、トラブルが発生した際に関与してもらえない場合があります。
スタッフ雇用型に比べると費用が安いことも多いのですが、トラブルに巻き込まれるリスクがある点も把握しておきましょう。
保険加入状況や連絡手段を確認する
さらに確認しておきたいのが、損害賠償保険の加入状況やすぐに連絡が取れる手段があるかという点です。ほとんどの家事代行業者が保険に加入していますが、規模の小さな会社や個人事業主の場合は未加入のケースもあるので注意が必要です。
保険の適用範囲はサービス利用時間内に限られていることが多いので、破損に気がついたらすぐに会社に連絡することが大切です。連絡手段がメールのみでは急を要する対応ができないため、こうしたリスクに備えて相談窓口がしっかりあるかどうかもあわせて確認しておくとよいでしょう。
事前の準備で危険を回避しよう!
トラブルなく安心して家事代行サービスを利用するためには、利用者側もちょっとした準備をしておくことが大切です。利用者ができる配慮や簡単な準備を以下に紹介します。
掃除道具や洗剤を準備しておく
家事代行サービスでは、利用者の自宅にある掃除用具を使って作業を行うのが一般的です。時間内に効率よく清掃してもらえるよう、必要な道具や洗剤をまとめて出しておくのがおすすめです。いちいち道具を探す手間が省け、双方にとってストレスのない作業時間を過ごせるでしょう。
大事なものはほかの部屋で保管する
貴重品や触れてほしくないものは、あらかじめ作業をする部屋とは別の場所に移しておきましょう。移動できない場合は、スタッフに触れてほしくないものや捨ててほしくないものをきちんと説明し、余計なトラブルが発生するリスクを回避しておくことがポイントです。
優先順位をつけて分かりやすく依頼する
「期待通りの仕上がりにならなかった」という事態を防ぐためには、事前に優先順位をつけて分かりやすく指示を出すことが大切です。「言った」「言わない」のトラブルにならによう、メモを用意しておくのも効果的でしょう。
自分とスタッフが同じ作業イメージをもてるよう明確に伝えることを意識すれば、作業後のギャップが生まれにくくなります。
まとめ
いくら信頼できる会社であっても、人が行うサービスにはどうしてもミスが起こり得ます。小さなミスが大きなトラブルに発展することのないよう、利用者側でもできる限りの準備をしておくことが大切です。
実際に利用してみないと良し悪しを判断できない家事代行サービスの業者選びは難しいものですが、低価格の体験プランを用意している会社も多いので、まずはお試しで体験してみるとよいでしょう。